ISO/TC238とは

ISOにおいて第238番目に設置された専門委員会(Technical Committee)であり、「固体バイオ燃料(Solid Biofuels)」に関する国際標準規格の審議・発行を行っている。2024年2月現在、Pメンバー(Participating member)23か国、Oメンバー(Observing member)25ヵ国で構成されている。

TC238における作業グループ(Working group)の構成は以下の通りである。

ISO/TC 238/CAGChairperson’s Advisory Group
議長諮問グループ
Working group
ISO/TC 238/TG 1Biocarbon
バイオカーボン
Working group
ISO/TC 238/WG 1Terminology
用語
Working group
ISO/TC 238/WG 2Fuel specifications and classes
燃料仕様と等級
Working group
ISO/TC 238/WG 4Physical and mechanical test methods
物理的及び機械的試験方法
Working group
ISO/TC 238/WG 5Chemical test methods
化学的試験方法
Working group
ISO/TC 238/WG 6Sampling and sample preparation
サンプリングおよび試料調製
Working group
ISO/TC 238/WG 7Safety of solid biofuels
固体バイオ燃料の安全性
Working group

TC238の適用範囲

固形バイオ燃料の原料として使用される、樹木栽培、農業、水産養殖、園芸及び林業に由来する原料及び加工原料の分野における、用語、仕様・等級、品質保証、サンプリング・試料調製、及び試験方法の標準化。ただし、ISO/TC 28/SC 7 液体バイオ燃料、ISO/TC 193 天然ガスに関連する領域は除外される。

国内審議団体とは

JBSAは、ISO/TC238の国内審議団体として、当該分野における国際規格の開発のための国内事務局を務めています。TC238との情報交換を行うと共に、国内では農林水産省・経済産業省、国内審議委員会、JBSA会員の皆様からの意見・要望を集約しTC238に対して日本の意見を発信し、固体バイオ燃料に係る国際標準規格開発のための活動を行っています。

国内審議委員会

国内審議委員会は、関係省庁、産業界、学識経験者からなる有識者会議であり、固体バイオ燃料の規格に係る活動方針、報告の承認、その他検討事項の審議を行います。国内審議委員会にはJBSAからも数名の役員が委員として参加しており、JBSAが国内審議委員会の運営も行っています。

年間スケジュール

 JBSA総会
 TC238総会報告会
 セミナー